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第3回 そう言えば○ターバックス以外のコーヒーショップには行った事が無い 「誕生日じゃ無い日おめでとう。ひゃっほーーー!!!」 「やぁ、久しぶり不二。いつもに、増してテンションが高いね」 「えーだって本誌の展開見てないの?」 「ここで本誌とか言っちゃ駄目だから。俺達会場で試合見てる設定だから」 「滝、そんな小さな事言っている様じゃ大きくなれないぞ。 そんな事はどうでもいい衝撃の出来事があったじゃないか!!」 「手塚が負けたことは前回ネタにしたから‥‥越前が記憶喪失になったことかい?」 「そう!!まさしくそれだよ!!」 「うん?」 「記憶喪失なんて主人公としてあるまじき事態‥。まぁ、そんなのを決勝という最後の大舞台でやっちゃうのが許○先生の凄いとこだけど‥‥。 そんなことは置いておいて‥‥」 「不二前振りが長い」 「‥‥ていうことはつまりだ」 「君、人の話し聞いてないね?」 「結論を言えば、僕が主役になるってことじゃないか!!!!」 「どうしてそうなるのさ?」 「どうしてだって?滝ともあろうものが‥。いいかい、よく考えてごらんよ。 越前は記憶喪失でテニスのことも忘れている‥‥青学のこのピンチを誰が救えるって言うのさ!! テニスは天才的に上手し、眉目秀麗、文武両道、繊細な王子キャラとして人気を集める コートの貴公子この不二周助以外に!!!!!!このFUJI☆SHUSUKE以外に!!!!!!」 「うわー何か黙って立っているだけならそれでいいかもだけど、全力で絶叫している時点で全部ぶち壊しだと思うよ。何気に鬱陶しいし」 「何とでも言うがいい!!テニスの王子様は今日から僕が主役だ!!」 「何勝手な事言っちゃってくれてやがるのかな?不二」 「あ、幸村。どうしたの遅かったね?」 「幸村、どうして今日に限って遅刻するかな?この記念すべき日に」 「うん、全国制覇の祝賀会を焼肉でやるか寿司でやるか揉めちゃってね。 あんまり収集がつかないから、肉派の奴らを軽く締めてきたんだ。遅れてごめんね」 「いや、いいんだよ。心をもっと広くもつことにする。今日は僕が主役になる為の第一歩を踏み出す日だからね。 主役たるもの脇役のささいな粗相くらいでは目くじらを立てないものさ」 「はい?主役は俺達立海大、っていうか俺に決まってんじゃん、脇役とか何寝ぼけた事言ってるんだい?」 「君こそ何言ってんのさ?主役校は僕達青学だよ!! 越前が駄目になった以上この機に乗じて主役になるのは、青学の中で最も輝ける僕に決まってるじゃないか!! つまり、総じて僕以外の人間は脇役!!!!!」 「馬っっっっっ鹿じゃないの?今最も輝いてるのは俺達立海大だよ? 俺はテニスの王子様開始以来始めての公式戦なんだよ? かなり重たい病気で入院してたからね‥‥線の細い薄幸の美少年って言う線も抑えた。 今、もっとも時代に求められているのはこの俺だ」 「はっ‥‥片腹痛いね。今までテニスの王子様は僕達の活躍を描いてきたんだよ? 読者は僕ら青学に感情移入してるに決まってるじゃないか」 「読者は常に、新しいものを求めているんだよ‥‥。 今流行の鬼畜っぽい眼鏡も小悪魔も居るし、むしろ読者のツボに訴えるのは俺達立海大だ!!」 「なにが新しいものだよ。時代錯誤この上ないラストサムライ飼ってるくせに!!」 「そんなもの君のところにも同類が居るだろう!!」 「手塚は僕がそのうち葬り去るから関係ありませんー」 「うっわ、あっさり凄い言葉言ってのけたよ。こんな人間が主役になるだなんて、青少年に悪い影響出まくるに決まってる」 「何でも拳で解決する人間に言われる筋合いはないね。なんだいその返り血!!」 「血の気が多い奴らばっかりなんでね。ヤられる前にヤるのが、ウチの掟だよ。 今回はブン太と赤也の抵抗がちょっとばかり激しくてね‥フフッ」 「ほ−ら、こんな自分の欲望の為なら他者を犠牲にすることさえ厭わない様な人間に主役の座を務められる訳無いよ、ねぇ滝?」 「馬鹿も休み休み言わないと、馬鹿がばれるよ不二。だいたい自分の欲望の為なら他者を犠牲にすることさえ厭わないのは君だろう。 越前あっさり見捨てようとしてるくせに!!な、滝?」 「「どうなんだよ、滝?」」 「ん?別にどっちがどうなろうと関係ないし好きにしたらいいんじゃない? 何処の誰が主役だろうと、裏の覇権を握っているのは僕であることに代わりは無いんだし」 「は?」 「え?」 「‥‥あっ、もうこんな時間。帰らないと、ドラマの再放送に間に合わないや。 じゃね、二人とも決着が着いたら教えてね」 「うん、その何だね」 「うん‥‥」 「「‥‥‥‥今日は、ここまでにしといてやる!!」」 〈オマケ:O足Y士君とK丸E二君〉 「何で俺毎回ココのコーナーのオチ担当やねん。しかも落ちとるかどうか微妙やし」 「って言うか忍足さー手塚に余計な事仕込むのやめろよな。 真面目な上に純粋培養だから何でも取り込もうとするんだぞ」 「いや、軽いお茶目やから許してなって ‥‥その前に不二の発言に突っ込んだりせんでえぇのんか?手塚の抹殺計画立ててましたけど」 「大丈夫だよ、毎回言うだけだし。時々訳わかんない儀式やってるけど、大石が泡吹いて倒れるくらいで実害は無いし。 本当に泡吹くなんて大石はいつまでも子どもなんだから」 「そんなほのぼの言う事かー!! めっちゃ実害起こっとるやん!!泡吹いて倒れるなんざ尋常やないで!!」 「大丈夫だよージャ○ーさんでも泡吹いてる方が、父さん調子良かったし」 「そんな例が、ほいほい適用されてたまるかー!!」 「そう?ボウリングの時とか焼肉の時とか絶好調だったじゃん」 「アレ、不二の呪いで人格かわっとったんかい!!」 後日、青学の部室に氷帝の忍足から浄霊セットが大量に送られてきたとか―――。 |
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